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紅型六通帯「更紗模様」

2013年10月17日

ぎぼさとしです。

最近染織関係の古書をいろいろと購入しているのですが、この間買った「加賀友禅」はとても興味深い内容でした。 江戸時代の加賀友禅がたくさん載っている本です。
ものすごく派手なものもあったりして、僕の勝手に描いていた地味めなイメージとだいぶ違いました。(勉強不足も大きいですが、、)
そして何よりも紅型が加賀友禅に影響を受けたという事がよ〜くわかりました。
色や形、そしてボカシや虫食いなど、見比べると面白いです。そっくりなものが結構ありました。 
個人的な考えですが、紅型が一番成熟した時代(王朝時代中期以降)の紅型が特に加賀友禅の影響を受けた感じがします。

色々なものをチャンプルーにする琉球人ですが、古い紅型って本当にごちゃ混ぜです。
いろんな国の技法や柄を型にして取り入れながらも、最終的にはしっかり「紅型」として成立しているんですよね。そこが凄いなぁ〜といつも思います。 
そして今現在の紅型はどれだけチャンプルーなんでしょうか? 

僕個人的な思いですが、今の紅型は全然チャンプルーになっていないような気がします。
チャンプルーってただモチーフをごちゃ混ぜにするのではなく、一番大事なのは想像力だと思います。
僕も含め現代の作り手は想像力が乏しいと思います。なんというか「世界」が描けないという感じがあります。

古紅型はまさに想像上の世界を作っていました。 
タイムスリップして、あの時代の紅型の仕事を体験してみたいです。
この感覚はどこからくるのかしりたい!


なんだかよく分からない事ばかり書いてしまいましたが、今回も古典柄の帯を紹介します。

紅型六通帯「更紗模様」です。
紅型の古典柄です。色は古典通りではありません。
紅型六通帯「更紗模様」
これもチャンプルーです。 更紗の影響を受けているのは明らかですが、
この柄も前回の記事の柄と同じく紅型の古典柄には類似するものはありません。 
こんな感じのはこれだけなのです。
いや、あったのかもしれないけど現存してません。 



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Posted by kunya at 08:20│Comments(4)六通帯
◆ この記事へのコメント
こんにちは。
ブログ拝見させて頂いております。
今回の 宜保さんのご意見に 同感!同感!
確かに現代人(私も含めて)は想像力が乏しい、と思います。
私も作り手側にいます。そんな自分の創造力が心配(笑)
パワーが足りないような、何か足りないような・・・

でも そんなことを思いつつも 作り続けて行かないと
さらなる進歩はないですよね!
作業することが好きで 飽きずにいられる限り
がんばろう!と思います。

私は 宜保さんの作品が好きです。
とても丁寧で 色使いも すてきです。

ずっと続けていきたいですね。
Posted by ようよう at 2013年10月17日 22:28
ようようさま

コメントどうもありがとうございます。
ようようさまは何を作っている方ですか? 紅型?

これからの沖縄のすべての工芸は先人たちに近づくべきですね。
昔の物が自由で、それでいて高度な技術を駆使していました。
現代人負けるな〜って感じです。

ぎぼさとし
Posted by kunyakunya at 2013年10月19日 22:22
こんにちは。
私も以前 沖縄の紅型工房にいました。
現在は静岡にいて 個人で染めてます!といっても技法は紅型なのですが
柄は紅型とはほど遠いものになっていますが・・・
なので 偉そうなことは言えませんが 紅型がこれかもずっと
続いて行ってほしい!とせつに願っています。
宜保さんのような若い工芸士の方たちが活躍していることを知ると
とても嬉しいし すごいな、と思います。


昔と今では 時間の流れが違うから 型を糸でつないだり 紗張りを
漆で・・・というわけにはいかない物もあるし、今ある便利になった道具を
使って さらに高度なものに仕上げていけたらいいですね!

それでは!
Posted by ようよう at 2013年10月24日 10:43
ようようさま

沖縄で紅型をなさっていたんですね!
静岡といえば型絵染めですね。 芹沢系の方が多いと聞きました。
ようようさまがどんなものを染めているのか一度拝見したいです。

いろいろと考えはあると思いますが、改めて本質を考えなきゃ
いけない時期に来ていると僕は思います。
お互い良いお仕事をしていきたいですね!

ぎぼさとし
Posted by kunyakunya at 2013年10月27日 00:55
 
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